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「橋姫」(はしひめ)は、『源氏物語』五十四帖の巻名のひとつ。第45帖。第三部の一部「宇治十帖」の第1帖にあたる。 == 巻名 == 本巻の巻名は薫が詠んだ和歌「橋姫の心を汲みて高瀬さす棹のしづくに袖ぞ濡れぬる」に因む。本巻は優婆塞の異名を持ち、この異名は俗聖(ぞくひじり)の八の宮を優婆塞と称することに由来している。藤原定家の注釈書『奥入』(第二次)には「優婆塞 一名 橋姫」とあり、青表紙本の最善本とされる大島本は本帖の題名を「優婆塞」としている。『白造紙』に含まれる「源シノモクロク」、聖覚の『源氏物語願文』や了悟の『光源氏物語本事』、『源氏六十三首之歌』も本帖を優婆塞としており、平安時代末期にはかなり有力な異名であったと見られる〔今井源衛「『源氏のゆふだすき』と『源氏六十三首之歌』」『語文研究 25』1973年(昭和48年)3月号 のち『王朝文学の研究』(角川書店、1970年(昭和45年)および『今井源衛著作集 4 源氏物語文献考』2003年(平成15年)9月、pp..302-313。 ISBN 4-305-60083-8 〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「橋姫 (源氏物語)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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